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大会案内

第76回大会(朝鮮学会75周年記念大会)は2025年10月4日(土)~5日(日)に天理大学で行われる予定です。
新たな情報等につきましては、随時、HPでお知らせいたします。


日本で最も早くから

朝鮮学会は、韓国・朝鮮地域を対象に学術的に研究する学会として日本で最も早く1950年(昭和25年)10月に結成された。当時の日本では、韓国・朝鮮地域に対する言語教育機関としては天理外国語学校の朝鮮語部(1925年設置)の伝統を受け継いで1950年4月に設置された天理大学文学部朝鮮文学朝鮮語学科のみであった。この天理大学を拠点にして設立されたもので、日本国内で韓国・朝鮮地域に対する教育・研究に意欲を持つ研究者、大学院生などや旧朝鮮地域から日本に引き揚げてきた研究者で新たに学術的な研究を始めたいとする研究者を会員にして出発した。

学会の活動

朝鮮学会創立に尽力され、総裁として学会の発展に大きく寄与されたのは、天理教2代真柱の中山正善先生であった。中山正善先生は、天理外国語学校に朝鮮語部を、また天理大学に朝鮮文学朝鮮語学科を設置しただけでなく、英邁な宗教文化人であるとともに、学者でもあった。

朝鮮学会の設立の趣旨は、韓国・朝鮮文化を研究闡明し、日本と韓国・朝鮮の文化交流・発展に寄与することにある。朝鮮学会は、日本の韓国・朝鮮研究に先駆的かつ多大な貢献をなしてきた。現在の会員数は約500名にのぼり、毎年1回の大会と機関誌「朝鮮学報」を年2回刊行し、これまでに262輯を刊行した(2023年12月現在)。「朝鮮学報」は日本のみならず、世界の諸地域の大学や研究機関にも寄贈され、世界の韓国・朝鮮学研究者に高度な学術情報を提供し、研究水準を高める上に大きく貢献している。

また大会時には、1960年以来、韓国から著名な研究者を招請し、日本の研究者との交流をはかるなど日本における学術交流の場としての役割も果たしてきた。これまでに招請した研究者の数は200名を超える。設立の際の経緯から、学会の事務局は創立当初から天理大学に置かれている。また会則に、学会長には天理大学学長を推すことが定められており、実務の副会長も2名のうち1名は、天理大学の教授が依嘱されることになっている。朝鮮学会は、日本における韓国・朝鮮学の中心的存在として、世界の学術界からも貴重な学会として評価を受けている。

連絡先

[学会事務局]
奈良県天理市杣之内町1050番地 天理大学内 朝鮮学会
TEL:0743-63-9060
FAX:0743-62-1965
E-mail:chosen (at) sta.tenri-u.ac.jp
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